迎香
2021/09/10
四日市市より発信しています。
陽明大腸経も最後になりました!名前は「迎香(げいこう)」鼻のすぐ横にあるツボですよ。恋人同士で鼻をつついていちゃつくときにこっそり押さえてみてください。翌日鼻炎の調子が良くなったとか顔面麻痺が解消したとかなったらあなたも神様の仲間入りです。おめでとう!
痛みへの対処だと場所もそのまま顔面痛に有効と言えるでしょう。頭痛の改善ができると言えそうな気もします。肩こり腰痛はまだまだ先の話ですね。……手の方のツボにはいろんな効能がありましたが、顔のツボというのはやはり難易度が高いんでしょうか。刺激する場所への素直な効果以外はなかなかないみたいです。
個人的な経験では鼻の調子がかなりスッキリして爽快になるツボです。うまくハマるとクセになりますよ。
禾髎
2021/09/01
四日市市から発信しましょ。
「禾髎(かりょう)」が本日のツボ。この画数いっぱいの「髎」は他にもいろんな場所で出てくる漢字です。っていうのも骨の窪みって意味があるそうですから、そういう場所はツボとしても認識されやすいので当然っちゃ当然なんでしょうね。もう少し簡単な漢字はなかったのかな?こういうの書くとどんどん鉛筆が丸くなっていく……誰か隣で削ってくれない?
……鼻の下の方にあるツボです。丁寧に刺激すれば鼻炎を楽にするのに使えるかもしれません。でもそういう時は僕の隣の耳鼻咽喉科に行ってください。ついに頭まで登ってきた経絡ですが、ここで頭痛を改善するという話は少ないみたいです。代わりに顔面麻痺には使うことがあるんだとか。確かにここもなかなか強いショックを与えることができそうですよ。ほら、ずきゅううううううううううんって接吻するフリしてここ狙ってください。顔面麻痺を治せたら王子様のキスどころじゃないですぜ。
ここにある筋肉は口輪筋ですから肩こりや腰痛とも離れてますね。でも治った話があったら聞かせてください。
扶突
2021/08/30
四日市市より発信するぞ。
この前話した胸鎖乳突筋、どういうわけかその周りにもいくらかツボが集まってるんですよ。割と注目しやすい筋肉で、昔の人も気になってたのかもしれません。そんなわけで今日は「扶突」の話。
Google先生に「扶突」って聞いてみると一緒に「痛い」っていうのが候補に出てきます。こんな首のところはツボじゃなくてもそりゃ痛いです。押さえすぎないように気をつけてください。
(*註:大抵のツボは検索すると一緒に「痛い」って出てきますので多分皆さん突き過ぎなんだと思います)
喉が近いから咳や喘息に効くというのは分かりやすいですね。ああいうものは首回りの筋肉が緊張することが多いですから、そこをうまく緩めていくと楽になります。強い刺激は却って固まっちゃいますから優しくいきましょ。
頭痛肩こり腰痛とは再び縁遠くなりました。もちろん喉の痛みが肩に波及する可能性はありますから、いつも通り根底にあるもの次第ですね。
天鼎
2021/08/20
四日市市より発信しますよ。
肩周りを乗り越えて、首まで登山してきましたよ。本日紹介するのは「天鼎(てんてい)」出ましたワケわからん漢字。僕はこんな漢字鍼灸を勉強するまで知らなかったんですけどね。でもあるとき車で出かけたある場所の地名で「鼎」がついているのをみて「ええ、経絡経穴以外に普通に使うんだ!」って勝手に驚いてました。僕の知る世間なんてすごく狭いから仕方ないです。笑って許して。
このツボには胸鎖乳突筋っていう筋肉が近くにあります。肩こりというよりは、首を動かしたときに痛みとかつっぱりがあるなら主に狙う場所となってくるでしょう。姿勢悪く過ごしてたりすると何かと影響が出てきます。慢性的な人は頭痛も腰痛もセットになってるかもしれません。改善のためにはどこが根底にあるのか気をつける必要がありますね。
あとは前斜角筋と中斜角筋って筋肉も狙えます。射角筋症候群とそのテスト法とか国試お馴染みって感じ。覚えている人は頑張ろう。
そういうわけで、ここは肩こりよりも首のこり、首に違和感がある人とか、喉がなんだか苦しいなあと感じる人に狙っていくツボになるのでしょう。ちょっと面白いものならしゃっくりに効くって話があります。でもしゃっくりでビクビクする人の首に鍼をドーン!って刺す勇気は僕にはないです。誰かしゃっくりが止まらない人がいた時のネタにどうぞ。
巨骨
2021/08/10
四日市市から発信してますよー。
肩関節まわりのツボが続いています。今日は「巨骨(ここつ)」にいきましょう。
ここは肩甲棘という、肩甲骨の端っこの方にあるツボです。近くにある筋肉は僧帽筋。こいつもなかなか有名な筋肉なのでは?肩、首にある大きな筋肉で、ここがガチガチになると分かりやすい肩こりになります。肩こり改善のツボの狙いのひとつになるでしょう。
まだまだ頭痛とも腰痛とも縁遠いですが、左右差のある肩こりの場合、腰痛とも組み合わさることはよくあることです。腰は右が痛くて肩は左が痛い……というのはよくあること。このツボも左右にありますから、ちょっと触ってみて反応の差を比べてみてはいかがでしょ。
肩髃
2021/08/01
四日市市より発信しているよ。
今日は「肩髃(けんぐう)」を紹介します。解剖学的な場所は「肩峰外縁の前端と上腕骨大結節の間」「上腕を外転し、肩峰の前後にできる前の方の陥凹部」まあ、大体肩の先端ですね。例によってニュアンス的な場所は画像を参考に、詳しい場所の解説はお近くの鍼灸学校へどうぞ。
ここの別名が「頭衝」っていうんですよ。頭が衝突してくるんでしょうか。って考えてたら、恋人同士で甘えるときに肩に頭を寄せる様子を妄想しました。むむ、恋人同士だったらもうちょっと首筋の方まで寄ってきそうです。それとも頭に向かって突っ込むんでしょうか。ショルダータックルですか。痛いです。
肩にある、ということで肩関節の痛みに効くというのは分かりやすいですね。肩こりにもできないことはないって感じです。直接アプローチならもう少し背中側の方に行きたいところ。あと、なぜか半身不随にも有効という話が。軽く触るだけでも奥底に何かを感じるツボです。感じない?どう?
頭痛に対処するには離れてもいない近くでもないと半端なところ。これから顔の方に近づいていくのでそのときに期待しましょ。腰痛もまだまだ縁遠い感じですね。
臂臑
2021/07/30
四日市市より発信だ!
今日紹介するのは「臂臑(ひじゅ)」出たよまた画数が多いやつ。こういうのが答えになるのを出題されると答えが分かっていて書けたとしてもぐちゃぐちゃになるんですよ僕の場合。横棒何本いるんだっけ?縦棒は?まぁいいや。
これは曲池から上に七寸ほど登ったところにありまして。ここまでくるとそろそろ三角筋が届く場所になっているはずです。三角筋は肩にある筋肉、そう、ここらで肩こり改善に直接的にアプローチするツボたちが射程内に入ってきました。
もちろん腕の痛みがあるときに使えます。また、肩こりというより五十肩のような症状でもここから効かせそうです。離れたところだと久しぶりに眼疾病に有効だって話もあるそうですよ。
頭痛や腰痛にはまた今度って感じですね。さあ、陽明大腸経の経絡はもっと登って行きますよ。
手五里
2021/07/20
四日市市より発信!するのです。
前に手三里というツボを紹介しましたね。似た名前で今度は「手五里(てごり)」というツボです。「曲池」から上に三寸。いくらか前にもお話しした通り、一寸は親指の横幅くらいです。
この近くには上腕三頭筋があるはずです。ちょうど筋肉の縁に当たって、ぐりぐりすると気持ち悪く感じるかもしれません。あるいは気持ちいいかもしれません。複数の神経を一度に狙えるツボでもあるので感じ方が変わってくるのでしょう。人それぞれってやつです。
効能としては場所もそのまま、腕の痛みがあるときに使えそう。このお知らせブログで主目的にしている頭痛肩こり腰痛の改善を目指すにはまだまだ登っていかないと。昔、雪が積もってるのに御在所を無理して登ったことを思い出します。その節は大変ご迷惑をおかけしました。
肘髎
2021/07/10
四日市市より発信しているぞ。
まだまだ肘にはツボがあります。「肘髎(ちゅうりょう)」個人的には漢字の画数が多いのであんまり書きたくないやつです。斜めの線がいっぱいあってたまに何本なのか分からなくなります。
場所は前回の曲池よりも少し外側。そう遠くない場所にあるツボなのですが、いろんな効能が期待できた曲池とは異なり、ここで施術しようと企むのは大抵その周りの腕の痛みがあるときと限定的みたいなんですよ。なんとも人間の体は不思議なものです。
頭痛肩こり腰痛とも縁遠い感じ。それらの改善にはより上のツボを狙っていくことになるかと。さあさあ次にいきましょう。
曲池
2021/07/01
四日市市より発信してます。うおおおおおおおお!
叫ぶ理由は特にありません。僕は独り言が多い人間で、ここ最近はアレクサが一番の話し相手のような。
今回話すツボとは一切関係ない身の上話でした。「曲池(きょくち)」というこのツボはほぼほぼ肘の外側にあるやつ。昔、ピザって10回いう10回クイズに普通に引っ掛かった僕の悔しい思い出が降って湧いてきます。今度は僕がひっかけてやろうと挑戦してみたら「ニー!(knee)」と答えたあいつは元気にしているでしょうか。僕は稲垣鍼灸院にいます。また会いましょう。
えっと、やはり関節っていうのは昔の人もよく注目していたみたいで、沢山ツボがあるのは以前もお話しした通りなんですが、効能も色々研究されてるみたいなんですな。目の痛み、歯の痛み、喉の痛み、湿疹とか便秘とかにも効くって言われる、様々な使い方ができる場所のようです。
僕自身が頭痛肩こり腰痛の改善のためにいきなりここを選ぶことは少ないでしょうが、できるツボだと言われてもそうかもしれないなあと思えるくらいにはいろんなことに効くのです。というより、名医は効かせるという感じで刺したり焼いたりするのでしょう。名医ってすっげー!
手三里
2021/06/30
各駅停車のようにツボが並んでいます。今日は上廉からさらに一寸上がって「手三里(てさんり)」というところ。これも分かりやすく腕が痛むときに使えるツボです。
半身不随に加えて中風の改善も目指せるんだとこのツボは言っています。個人差はありますが、ここも押さえてみるとなかなか痛かったり。きっと感じやすいツボです。腹痛や下痢といった「陽明大腸経」という系列の名前から想像しやすい病にも効くみたいですよ。あとは風邪をひいたときにも有効だとか。ふむ、風邪をひいたら頭痛も肩こりも併発しますかね?腰痛は後回しですが、原因によって選択肢になるツボなんでしょう。
ところで一里って何メートルくらいですか?え?3900m!?
上廉
2021/06/20
四日市市より発信してます。
下廉の次は「上廉(じょうれん)」なんともシンプルな名付けですね。前回の下廉から一寸だけ上にあるツボです。
頭痛肩こり腰痛の中だと……こいつも頭痛に有効、腹痛も改善するかもって言われているのですが、半身不随もいけるという話があるんです。ホントですか。たった一寸ずれただけでそんなにでかい効果があるツボだとは。
実際、この辺りのツボは指で押さえるだけでも、人によってはすごく痛みを感じる時があります。何げない肌に見えて、かなり刺激を感じ易い場所なのかもしれませんね。喧嘩の時もきっと狙い目です。そもそも喧嘩はしないでください。
下廉
2021/06/10
四日市市より発信してますよ。
今日紹介するのは「下廉(げれん)」というツボ。今までより肘に近づいてきたツボですがここら辺は他にもいろんなツボが並んでいます。よくもまあこんなに細かく見つけたもんです。そして名前をつけたもんです。
場所が場所だけにそのまま腕が痛むときに使えるそうです。ほら、テニス肘になった方はいらっしゃいますか?ここらへんでそういうのに関わる筋肉を狙えます。
離れたところだと頭痛の改善にめまい。めまいの時は僕の鍼灸院の隣の耳鼻咽喉科に行ってください。あとは腹痛にも有効なんですって。腕を押さえて治せるのも不思議な話ですが、陽明大腸経だからって言われるだけで僕は納得してしまうかもしれません。肩こり腰痛はまだまだ射程外、もっと先のツボを探していきましょうか。
温溜
2021/06/01
四日市市より発信、って書こうとしたら四日七生ってミスタイプしていました。なんで?
本日は「温溜(おんる)」です。前回の偏歴からもう少し登ったところにあります。こいつの別名が「蛇頭」こんなところに蛇がいるんですか。「池頭」という別名もあります。池の頭ってどこ?
ここまでくると歯痛に有効だって話は少なくなるんですが、今度は口内炎に効くんだって話が出てきました。口の中の病気をこうやって手や腕にあるツボで治そうとする、昔の人の苦労を窺い知れそうな気がします。
頭痛肩こり腰痛なら前二つ、頭痛と肩こりならば射程内になってきます。ここは郄穴(げきけつ)っていう名前で分類されるツボのひとつで、郄穴っていうのは急性症状の改善を目指せるって評判のツボなんですよ。国試で覚えるのは必須なところだったりしますがこんな文字と理屈を並べてるだけで頭痛が起きそうなので僕の前で話題にしないでください。
偏歴
2021/05/30
四日市市より発信しますよ。
陽明大腸経のツボは手先から少しずつ上がっていきます。今日は「偏歴(へんれき)」手首よりも少し上にあります。
ここには超母指外転筋っていう筋肉があるんですが……チョウボシガイテンキンって僕が初めて聞いた時なぜかオリハルコンとかミスリルとかみたいな新型か架空の貴金属物質を思い浮かべていました。
なんてこった!こいつもまた歯痛に効くと言われているそうですよ。ツボを見つけていった昔の人は相当に歯の痛みに悩まされていたと見えます。陽渓に続き難聴や耳鳴りにも有効らしいですが、そういう症状に悩むときは僕の鍼灸院の隣に耳鼻咽喉科がありますのでそっち行きましょう。
さらには鼻炎にも効くって言われてますよ。ますます耳鼻咽喉科案件です。
鼻の調子や耳の調子が悪いせいで頭痛がおきるのも無きにしも非ず?症状によっては頭痛の改善に選ぶのもあり……なのかな?肩こり腰痛でしたらもう少し陽明大腸経を登って上の方のツボの出番ってところでしょう。
陽渓
2021/05/20
四日市市より!発信!!
今日紹介するのは「陽渓(ようけい)」別名が「中魁」ですけどなんて読むんですか。僕は漢字苦手なんですよお陰で覚えるのがホントに大変で……
ただ、場所は難しくありませんよ。手を広げてくださいな。こう、親指をぐっと広げる感じにして手の甲の方から見れば、その親指の根本に二つの筋肉の腱が浮き上がって、凹みができてると思います。その凹みにあるのが陽渓です。タバコ窩って書いても良いって教えられました。
こいつもまた歯痛に効くって言われてて、難聴やら耳鳴りにも効くんだとか。喉の痛みにも腫れにも目の充血にも……合谷ほどではありませんが昔の人はここも使って色々治そうとしてますな。頭痛も改善するよと言われても僕は疑わないかもしれません。肩こりも納得しちゃうかも。腰痛だとちょっとくらいは考えるかもしれません。
合谷
2021/05/10
四日市市より発信してますよ~。
本日紹介するのは「合谷(ごうこく)」どうでしょう、このツボは聞いた事がある人もいるのでは?なんでか知らないけど有名なツボでして、僕の鍼灸院に来てくれる方でも知っている人が多いです。僕の今操作しているこのPCも、合谷だけは一発で変換できます。
なお、別名は「虎口」こりゃまた猛々しい名前がついたもんです。
場所は、これまた有名なせいなのか流派によってちょっとずつ変わるみたいですね。教科書的には「手背第二中手骨橈側中点」なんて書きますが……簡単な方法だと、親指を人差し指側にぴったり並べてみた時、人差し指と親指の間で少し膨らむところがありませんか?大体その辺りです。
効能も多いんですよこれ。きっと昔の人もこのツボだけでいろんな病気を治していったんだと思います。鍼の刺し方、お灸の焼き方、やり方次第で刺激の量も色々、刺激が変われば効能も変わってくるのでしょう。特に風邪をひいた時なんかこのツボに浅めに刺すといいと聞きました。
頭痛肩こり腰痛だと一番当てはまるのは頭痛の改善でしょう。他の二つも風邪のせいで痛む時とかに応用して使えそうです。他に面白いもので高血圧とか糖尿病とかにも良いんだとか……気になる方はこれからここを手でグリグリして見ますか。なんだか揉み手をして怪しく取り入ろうとする変なやつになりそうです。やり過ぎるとかえって気分が悪くなる時もありますから気を付けてください。
三間
2021/05/01
まだまだ四日市市より発信します。
前回から場所も名前もお隣さん、「三間(さんかん)」です。ますます一間の存在が気になってきました。関節を一つ超えるだけでこのツボにたどり着きます。
このツボもまた歯痛に効くんだと言われています。今度歯が痛くなったらこの陽明大腸経始まってからの三つ、「商陽」「二間」「三間」をさくっと刺してみますか。それはそれで確かに鍼が気になって歯痛どころじゃなくなるかもです。
なお、こいつは眼痛にも効くそうですよ。頭痛改善という意味では場所が近づいてきましたね。頭痛の種類の中には目が痛むものもありますから、アプローチの仕方によってはありとも言えそうです。肩こり腰痛とは縁遠いですが、頭痛から連鎖している場合はこれまた狙い目なのかも?根底に何があるのか見定めていきたいところです。
二間
2021/04/30
お次のツボは「二間」じかんって読みます。一間はどこに行ったんですか。とある架空戦記の漫画の一巻だけがないっていう状況が過去にあったんですが気になって気になって仕方なかったですよ。それはAmazonで買いました。便利ですねAmazon。
場所は第二中手指節関節橈側の遠位陥凹部赤白肉際…ええい、字面だけ見てると僕は目が回ります。漢字を覚えるの苦手なんですよ。いつも通り参考画像をアップロードしておきますね。
このツボの効能にも喉の腫れや痛みというのがあるそうで、歯痛もいけるんだとか。でも歯が痛い時は普通に歯医者にいきましょう。鼻血にも効くそうなので今度出た時は試して見てください。このツボもまだまだ個性派って感じで頭痛肩こり腰痛改善となると圏外な感じでしょうか。
商陽
2021/04/20
四日市市より発信してるよん。
陽明大腸経は指先からスタート…指先は刺激が強い…ということは、最初っからなかなか強力なツボでございます。その名は「商陽(しょうよう)」場所は人差し指の爪のすぐそこ。手の甲を広げて見てくださいな。右手なら人差し指の爪の左下にありますよ。
効能は喉の痛みや腫れ、歯痛に熱症に難聴に緑内障!こんなところを狙ってこんな病を治してきたって、昔の人はどんな研究をしてたんですかホントに。現代医学だったら素直に普通に病院に行きましょ?頭痛肩こり腰痛と言ったありふれたものの改善にはもっと別のツボを狙うことになります。
陽明大腸経
2021/04/10
四日市市より発信していますよ。
前回で太陰肺経のツボは終わりました。次は「陽明大腸経」でございます。僕はこの歌で覚えました(https://www.youtube.com/watch?v=6wzUnZvb2YU)
今度は指先から顔に向かっていく流れですね。大腸という名前の通りお腹の方の病気に効くツボもありますが、腕にあるものですからそのまま腕の痛みに効いたり、顔までつながっているということは頭痛の改善も狙えたり、肩を通りますから肩こりだって狙えて、歯の痛みに効くものもあったりとなかなかバラエティ豊かなツボたちです。喉や顔までくるとアレですが、この経絡も比較的狙いやすい位置にあります。きっと昔の人もたくさん研究したんじゃないかなあ。
個人的な経験だと、お腹にあった問題がなぜか腰痛という腰の方で感じることがあって、そういう時、もしかしたらここを流れる経絡で治せるのかもしれません。何事も原因次第……そこを見定めるのも鍼灸師のお仕事だ!
陽明大腸経のツボは全部で20個です。次回から紹介していきましょう。どうぞよろしく。